ご飯作りがめんどくさい時に電話一本で自宅まで届けてくれるデリバリー「出前」。
今の時代にマッチしており、かなり便利な宅配サービスとして有名ですが、実は出前の語源由来は2種類あることが分かりました。
本記事では、その2種類の語源由来をご紹介いたします。
出前の語源由来の2つ
デリバリーの語源
デリバリーという言葉は、英語の delivery からきています。
delivery という英語は、動詞の deliver の名詞形で、deliver はラテン語の libero という言葉に由来します。
libero という言葉は、「解放する」「自由にする」という意味で、その名詞形が liber です。
liber という言葉は、「自由な」「束縛を受けていない」という意味で、liberal や liberty などの語源にもなっています。
delivery の意味は、「解放する」「出産する」「手渡す」「配達する」などがありますが、日本では主に「配達する」という意味で使われています。
デリバリーという言葉が日本に入ってきた時期は明確ではありませんが、おそらく20世紀後半から21世紀初頭にかけて、ピザや弁当などの食事や商品の配送形態を指す言葉として広まったと考えられます。
デリバリーという言葉は、出前や宅配と似た意味ですが、出前は主に食堂型店舗による配達を指し、宅配は主にスーパーマーケットやネットショップなどの商品の配送を指します。
デリバリーは、店内に飲食スペースの無い配達専門のチェーン店や、インターネットや電話で注文できる業者を指すことが多いです。
デリバリーの利点は、自宅や会社などで手軽に食事や商品を受け取れることですが、欠点は、配達圏内や時間帯に制限があることや、天候や混雑状況によって配達時間が長くなることです。
デリバリーの語源や意味、使い方を分かりやすく解説しました。
出前の語源由来1.注文を自宅まで届ける
出前の「前」という漢字は、「一人前」「二人前」と同じような使われ方をすることから、自宅まで出向いて〇人前のご飯を届けるという意味で使われた。
出前の語源由来2.相手への敬意をもった表現
相手(お前)の自宅へ出向くということから、出前と呼ばれるようになった。
本当はどっちなの!?
本当の所はどちらなのか?
結論から言うと、どちらが本当の語源由来なのか分からないというのが正解です。
出前というのは江戸時代の頃からあったと言われているのですが、今もどうして出前と言うのか定かではないのだそう。
このような正しい語源由来が分からないけど、今も当たり前のように使われている言葉ってなんだかおもしろいですね!
ただ分かっていることは、江戸時代に出前を頼む時は電話がありませんでした!
だから、出前をお店に頼む時には前もってお店に行くしかなかったようです。
特に特別な日に出前を頼む時には、何日も前にお店に出向き、予約をしていたのだそう。
こう考えると、今の時代って本当に便利になったなって思いますよね!
「1時間後に届けてほしい」なんて急な注文でも問題なく届けてもらうことが出来たりするのですから・・・
「てんやもの」とは一体なに!?
出前と同じくらい、漠然としか分からないけど使っている言葉に「てんやもの」があります。
でも、てんやものはちゃんと語源由来が分かっていますよ!
「てんやもの」は、漢字で書くと「店屋物」と書きます。
昔は宿屋の近くに飲食物を売る売店が併設されていました。
この売店の食べ物を宿屋に届けてもらうことを「てんやもの」と言うようになったのです。
「てんやもの」、これは納得できる語源由来ですね!
出前と宅配の違いはなに?
では、出前と宅配の違いは何でしょうか?
何となく、同じように使ってしまっているという方も多いはず。
結論から言うと、出前と宅配の違いは「その場で食べることが出来るお店かどうか」です。
出前というのは、蕎麦屋のようにそのお店で食べることも出来るけど、注文が入れば自宅まで届けてくれることを言います。
それに対して宅配というのは、そのお店で食べることが出来ません。
今は少し変わりつつありますが、ピザの宅配サービスなども大々的に座って食べるような雰囲気はありませんよね。
基本的に「宅配が主体」となって動いているので、ピザやは宅配になるのです。
・今の時代は宅配が多い!
今の時代は、かなり宅配業者が増えつつあります。
コロナの影響もあり、自宅で簡単に食べられるように宅配を利用する人が増えたということもありますが、宅配だけで自分の食べたいものが賄えてしまうというのも一つの理由でしょう。
最近は、ウーバーイーツも全国に広がっていますので、「そば」「うどん」「ピザ」「寿司」に限らず、世界各国の料理をデリバリーしてもらうことができますよね!
出前や宅配は味が落ちる?
昔の出前や宅配と言えば、「ラーメンを頼んだら麺が伸びきっていた」「ピザのチーズが冷めて固くなっていた」など、味が落ちることもよくありましたね。
時間通りに宅配されなくて、電話してみたら「もう出ましたよ」なんて言われることもあったのではないでしょうか?
そして、期待外れの料理が届いて、「でも、仕方ないよね、宅配だから・・・」なんて言って食べていたのは私だけでしょうか??
では、今の出前や宅配はどうなのか?
私も時々出前や宅配を頼みますが、昔に比べると味が各段に美味しくなったと感じます。
特に洋風の料理を宅配してもらう時はかなり進化しているなと感じました。
普通に温かいですし、野菜もちゃんと乗っていてトッピングも彩が華やか。
すぐに食べることが出来て、普通に美味しいと感じます。
出前も宅配も、日々進化しているんだなと思ってしまいます!
まとめ
出前の語源由来は2種類あることが分かりました。
・注文を自宅まで届ける
・相手への敬意をもった表現
一体、どちらが本当の語源由来なのでしょうか?
ドラえもんの道具みたいにタイムスリップできるアイテムがあったら、江戸時代までさかのぼってチェックしてみたいですね!
そして、今の時代は間違いなく出前から宅配へと変わりつつあります。
出前のように、お店を構えながらうどんやそばを届けるシステムではなく、宅配専用の小さなお店から自宅に届けられることが圧倒的に増えてきました。
本当に、便利な世の中になりましたよね!
宅配は確実に進化しており、今では世界各国の料理を届けてもらうことが可能に。
きっと、あと5年くらいしたらもっと宅配業界は進化しているのでしょう。
ブログ後記
出前って語源が気になったのでブログ記事にしてみました。
出前って江戸時代からあったんですね。
語源の由来は不明でしたがなんとなくスッキリしました。
最近はウーバーイーツなどのデリバリーが主流になってきましたよね。
出前といえば、うどん屋さん、中華屋さん、ピザ屋さんなど限られていましたが、今は、いろいろな食べ物屋さんが出前できるようになったから便利になりました。