新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が2020年5月末まで延期されました。
2020年5月14日時点で再度検証するということでした。
科学教育総合研究所小田垣孝さんの発表された研究結果が興味深いのでブログでシェアします。
新型コロナウイルスの考察について
九州大学の小田垣孝名誉教授(社会物理学)が新型コロナウイルスの蔓延について考察された研究発表がこちらでPDF化されています。
新型コロナウイルスの蔓延に関する一考察科学教育総合研究所小田垣孝(2020/5/5)
詳しくは上記考察を参照してください。
九州大学の小田垣孝名誉教授(社会物理学)は次のようにおっしゃられています。
「発熱後4日間待って検査する」という現在の方針を改め、発熱、咳・痰、味覚障害、倦怠感など感染症の兆候が一つでも出た人(できればその接触者全員を含めて)は、即日PCR 検査を行い、陽性者の (ホテル・自宅での隔離を含めた)隔離を行 うことが有効である
新型コロナウイルスの終息期間の考察結果
感染者数が1/10になるまでの日数をシミュレーションされた結果上記のような結論になりました。
計算内容は難しいので上手に説明できませんが、PCR検査数を4倍に増やして、新型コロナウイルスの陽性の人をホテルや自宅で隔離することで感染者数が1/10になるまでの日数が現状の31日程度から8日ほどに減少するシミュレーション結果でした。
もし、PCR検査を2倍にして8割の自粛から5割の自粛にするだけでも都市封鎖より新型コロナウイルスが終息する期間が短くなるシミュレーション結果でした。
1/10に感染者数になるまでに必要な日数のシミュレーション結果の抜粋
- 現状の場合 ⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒31日
- 8割自粛の場合⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒ 23日
- 都市封鎖の場合⇒⇒⇒⇒⇒⇒⇒18日
- 検査4倍増自粛なしの場合⇒⇒⇒8日
- 検査2倍増と5割自粛の場合⇒⇒14日
このことを踏まえて、やはりPCR検査数を増やすのが重要なことがだんだん明らかになってきそうですね。
日本製のPCR検査機器がフランス駐日大使より礼状
フランスに本拠を構えるエリテック社ブランドとしてOEM供給プレシジョン・システム・サイエンス株式会社がフランス駐日大使より礼状を受け取ったそうです。
2時間ほどでPCR検査が完了する装置のようで日本で新型コロナウイルスの検査でも使用できるように日本の厚生労働省に申請中ということでした。
海外ブランドのOEM供給の日本製のPCR検査機器が新型コロナウイルスの計測機器として活躍できることは凄いことですよね。
まとめ
新型コロナウイルスの猛威はまだまだ続いていますが、緊急事態宣言の効果がすこしあるのか?感染者数や、感染者率は少しずつ減っている地域も出てきたようです。
まだまだ、予断は許しませんが、何とか、一日でも早く新型コロナウイルスの終息を願うばかりです。