社労士試験には受験資格に「実務経験」があることをご存じでしたか?
えっ! 本当に? 実務経験がなかったらどうしたらよいのか焦りますよね。
社会保険労務士試験オフィシャルサイトによりますと次の受験資格が必要です。
受験資格 受験資格 提出書類(受験資格証明書) コード 8 労働社会保険諸法令の規定に基づいて設立された法人の役員(非常勤の者を除く)又は従業者として同法令の実施事務に従事した期間が通算して3年以上になる者 実務経験証明書の原本(写し不可) 9 国又は地方公共団体の公務員として行政事務に従事した期間及び行政執行法人(旧特定独立行政法人)、特定地方独立行政法人又は日本郵政公社の役員又は職員として行政事務に相当する事務に従事した期間が通算して3年以上になる者 様式1号:実務経験証明書 全国健康保険協会、日本年金機構の役員(非常勤の者を除く)又は従業者として社会保険諸法令の実施事務に従事した期間が通算して3年以上になる者(社会保険庁の職員として行政事務に従事した期間を含む) 11 社会保険労務士若しくは社会保険労務士法人又は弁護士若しくは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が通算して3年以上になる者 12 労働組合の役員として労働組合の業務に専ら従事(専従)した期間が通算して3年以上になる者 会社その他の法人(法人でない社団又は財団を含み、労働組合を除く。以下「法人等」という。)の役員として労務を担当した期間が通算して3年以上になる者 13 労働組合の職員又は法人等若しくは事業を営む個人の従業者として労働社会保険諸法令に関する事務に従事した期間が通算して3年以上になる者
「実務経験がないと受験できないの?」「他に受験資格を満たす条件はないの?」
と考えているあなたに、受験資格があるかを分かりやすく解説していこうと思います!
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社労士の受験対策の準備してみるのはどうでしょう。
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合計が3634名の実績があるみたいです。
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1.受験資格カテゴリーは「学歴」「実務経験」「国家試験合格」
社労士試験の受験資格のカテゴリーは①学歴②実務経験③国家試験合格の3つで、
どれか1つの条件を満たしていれば試験を受けることができます。
それぞれどのような内容かを具体的に見ていきましょう。
①学歴
大学(短大、専門職大学を含む)の卒業生であれば試験を受けることができます。
大学在学生でも卒業条件を満たしていればOKです。
他に、看護師学校などの厚生労働大臣が認可した学校の卒業生も受験可能です。
ところが、高卒・中卒では学歴の受験資格を満たすことができません。
②実務経験
労働・社会保険に関係する業務を通算3年以上経験していれば受験できます。
法律事務所や社労士事務所はもちろん一般企業でも労務管理や社会保険関係の
仕事の経験が3年以上あれば問題ありません。
ただし業務をするにあたって、労働・社会保険関係の法律を考慮した判断を
必要としない単純事務は受験資格とならないので注意しましょう。
なのでいわゆる受付・電話対応や一般事務などは実務経験資格は満たせません。
また、パートなど短時間勤務の人も認めてもらえない場合があるので注意です!
③国家試験合格
社労士試験は、行政書士試験や司法試験予備試験など、厚生労働大臣が認めている
国家試験に合格していれば受験資格が認められます。
ちなみに、実際にその国家資格を用いた職業に就いていなくても
国家試験に合格していれば問題ないので安心してくださいね。
受験資格を満たす国家試験は約80種類もあるので、もしあなたが何らかの国家試験に
合格した経験があるなら、社労士試験のオフィシャルサイトで確認してみましょう!
高卒や中卒の人が受験資格を満たすには?
大学を卒業した人は、それだけで受験資格を満たすことができます。
しかし高卒・中卒の人が受験するためには、先ほどご紹介した
3つのカテゴリーのうち1つをクリアしなければなりません。
ここからはそれぞれのクリア条件を見ながら、一番オススメしたい方法をご紹介します。
①大学を卒業する
「働きながら大学に通うことなんてできないよ!」と思われるかもしれませんが
通信制の大学であれば、ほとんど通学しなくても良いので大丈夫です。
さらに法律系の学問を専攻すれば社労士試験対策にもなりますよ。
ただし、高額な学費がかかってしまうのがデメリットです。
比較的安い通信制大学でも学費は2年間で50万円前後となるため、
社労士試験の受験資格を満たす以外のメリットがある人にオススメしたい方法です。
②実務経験を満たせる職業に就く
社労士事務所や一般企業の人事部門に就職して実務経験を積むという方法です。
働きながら(お給料をもらいながら)社労士試験の勉強ができるうえ、
仕事の内容と試験内容が直結していることが多いため、勉強効率がUPします。
ただし受験資格として認められる仕事に就けるかは、その会社の人事配属次第です。
転職or異動したのに、希望した仕事をさせてもらえない…ということもあります。
そうならないためには、社労士事務所に絞って就職を決めるのが一番確実ですが
1事務所あたりの求人数は少ない業界なので、地道な努力が必要となりそうです。
③受験資格を満たせる国家試験に合格する
受験資格となる国家試験には、司法書士試験や司法試験予備試験、行政書士などです。
どの国家試験も法律に関する深い知識が必要で、決して簡単ではありません。
その中でも人気があるのは行政書士試験です。
出題科目は憲法や民法など法律の基礎ともいえるものが多く、法律系資格の合格を目指すための足がかりとして受験する人も多い試験です。受験資格もありません。
行政書士試験の合格率は10%前後と合格には狭き門ではありますが、
市販のテキストを使った独学でも1年程勉強すれば合格できるとも言われています。
ここまでそれぞれの方法を見てきましたが、受験資格を満たすための
時間・費用を比べてみると、「受験資格を満たせる国家試験に合格する」
というのが、社労士試験に向けては一番オススメしたい方法だと言えます。
社会保険労務士試験に合格するための勉強方法は?
勉強方法は、市販のテキストを買って独学で勉強する方法と
資格スクールに通って勉強する方法があります。
独学は自分でテキストを買うのでスクールよりも安価ですが
スケジュール管理をしっかりしなければいけません。
スクールの受講料は高額ですが、試験対策のサポートは充実しています。
どちらの方法でも約1年間の勉強時間が必要と言われていますので
あなたのライフスタイルやお財布事情と相談して決めてみてくださいね!
あきらめないで!社労士の受験資格を得る方法はたくさんある
もし、今受験資格がなくてもあきらめないでください!
今回オススメした方法以外でも、受験資格を得るための方法はあります。
コツコツ努力を積み重ねていかなければなりませんが、
将来労務のスペシャリストになるために受験&合格に向けて頑張りましょう!
まとめ
スキルアップの一つとして社会保険労務士についてブログ記事にしました。
社会保険労務士は受験資格に実務経験が必要ですが、実務経験なしの場合でも今回ブログで紹介したようにあきらめる必要がないですよ。
労務のスペシャリストになるために、新型コロナの影響でおうち時間とステイホーム期間が増えていますが、逆手にとって資格試験に挑戦してみるのはどうでしょう。