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七草の覚え方は?七草粥っていつ食べるの?3分で分かる豆知識!

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七草の覚え方



お正月が過ぎて暫くするとスーパーの青果コーナーなどでちらほら見掛ける「七草」が入ったパッケージ。

私はこれで七草粥を作っていると「お正月も終わったなぁ」と新年の浮き足だった気分(本音を言うといつまでも浮かれていたい…)が徐々にいつもの日常モードへと切り替わっていきます。

 

 

ところで皆さんはこの七草粥に使われる七草を全て挙げられますか?

ところで皆さんはこの七草粥に使われる七草を全て挙げられますか?



答えは…

「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「かぶ」「大根」

です!

 

と、言われてもどうやって覚えれば?

そう思っちゃいますよね。

 

「せりなずな 五ぎゃ(ょ)うはこべら 仏のざ すずなすずしろ これぞ七くさ」

 

これは実在する書物に出てくるもので「すずな」はかぶ、「すずしろ」は大根の事を指しています。

私はこれを「せりなずなぁ~♪」と短歌を詠むリズムで(ふざけてるようですが本当、めちゃくちゃ簡単に)七草を覚えることができました。

 

「七草 覚え方」と調べれば割りとこの覚え方が出てくるのですが実はこの書物、なんと江戸時代に書かれたものなんです。

 

その頃から七草粥は庶民の間で広く知られ、食されてきたのですね。

 

では、

七草とは?

七草とは?

何故七草粥を食べるの?

いつ食べれば良いの?

 

ここからはそんな七草にまつわる豆知識を紹介していこうかと思います。

 

 

そもそも七草ってなに?

七草とは、一般的に先ほど紹介した「せり(芹)」「なずな(薺)」「ごぎょう(御形)」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな(蕪)」「すずしろ(大根)」の七種類の山菜、野菜とされています。

 

七草と言うと文字通り、七種類の草なのかなと安直に思っていたのですが蕪や大根も入っていると知って驚きました。

 

そしてもうひとつ驚いたのはほとけのざ。

 

その名前を調べると紫色の花をつけるホトケノザが出てきます。

道端にたまに生えているのを見掛ける方も少なくはないんじゃないでしょうか。

 

しかし七草として扱われているのは正式名コオニタビラコという黄色い花をつける野草。

 

両方とも葉の形が仏様の台座に似ていることからかつてはこの名前で親しまれていました。

しかし紫の方にホトケノザという正式名が付きこのようなややこしい事態に…

 

七草で使われるほとけのざはコオニタビラコなのでお気をつけください。

 

さて、話を七草に戻しましょう!

 

この七草はおせち料理のメニューや素材と同じく、それぞれちゃんと意味があるのです。

せり(芹)

「他人に競り勝つ」

栄養価が高い

血液をきれいに保ち、高血圧や動脈硬化を抑制

整腸作用がある

 

なずな(薺)

「撫でて汚れを取り払う」

ビタミンKが豊富

解毒作用があり、胃の不調を正す

 

ごぎょう(御形)

「人の形や仏の体」

せき止めや喉の炎症に効果がある

また、利尿作用もあり浮腫解消も期待できる

 

はこべら

「繁栄がはびこる」

鎮痛作用がある

歯槽膿漏の予防薬として使われていた歴史がある

 

ほとけのざ(コオニタビラコ)

「仏の安座」

健胃・整腸作用があり

高血圧予防にもなる

 

すずな(蕪)

「神を呼ぶ鈴」

ビタミンCが豊富

風邪予防になる

食物繊維が豊富で便秘にも効果的

 

すずしろ(大根)

「汚れのない純白」

言葉あそびが好きな日本人らしいですね。

また、言葉あそびだけでなくこの七種にはそれぞれこんな特徴と効果もあります。

消化促進効果がある

二日酔いにも効果的

 

整腸作用や二日酔いにも効果的なんてお正月休みで飲み過ぎた、食べ過ぎた体にぴったりですね。

 

 

七草粥はいつ食べるの?

七草粥はいつ食べるの?



七草粥を食べるのは正月も明けた一月七日の朝とされています。

では、なぜこの日に食べるのでしょう?

 

「七草で「七」だから七日なんじゃないの?」

 

私もそうかな、と思っていたのですがそうじゃなかったのです。

 

七草粥とは元々中国の風習のひとつ「人日(じんじつ)」から由来しています。

 

人日とは新年明けた一日目は鶏、二日目は狗、三日目は羊など順に占っていき、七日目には人を占うとされています。

そうしてこの日は七種の菜が入った熱いものを食べて邪気を払い、無病息災を祈る。

 

「人を占う日」なので人日。

 

これが日本に渡ってきたのが今から千年以上前の奈良時代。

そして平安時代初期には宮中の行事として取り入れられ、その後江戸時代になると幕府がこの人日を五節句として定めます。

 

そうして「一月七日に七草粥を食べる」という習慣が庶民の間に浸透していきました。

 

また、日本には古来から年のはじめに新しく芽吹いた若菜を摘む「若菜摘み」という風習もありました。

生命力ある早春の山菜を食べることで健康長寿を祈願していたのです。

 

この若菜摘みが中国から渡ったそれと近いことから今の七草粥という習慣にミックスされているといわれております。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

七草は

「せり(芹)」「なずな(薺)」「ごぎょう(御形)」「はこべら」「ほとけのざ(コオニタビラコ)」「すずな(蕪)」「すずしろ(大根)」

の七種類で七五調の歌で覚えるとよい。

 

そして七草はそれぞれ意味があり食べ(飲み)疲れた体にとてもよい。

 

そして七草粥の習慣は平安時代からあり、人日の節句である一月七日の朝に食べて無病息災を願う。

 

その由来は中国の人日から由来する。

 

七草粥を食べる際には今回紹介した豆知識を思い出していただけると嬉しいです。