昨今、台風、地震、大雨の災害にみまわれるニュースをよく見かけます。
非常食の備蓄を十分できているか少し見直そうと感じました。
- どれくらいの量を備蓄したら良いのか?
- カンパン、缶詰、水の賞味期限が切れていないか?
いざというときに慌てないように非常食の備蓄についてブログ記事にしました。
いつ起こるかわからない災害。
いざという時のために非常食は常にストックしておきたいですよね。でも「毎日が忙しくて余裕がない」「さすがに明日は起こらないからまだ・・・」など、ついつい先延ばしにして考え勝ちになりますよね。
しかし災害は決して他人事ではなく身近にあるものです。ライフラインがストップした状態では「食」は心身ともに満たされるなど、非常に大切なものになります。その時のために、無理なく普段の生活に取り入れるのが良いかもしれませんね。
農林水産省が発表している内容を元に、解説していきたいと思います。
- 非常食の備蓄量の基準は? 一体何を準備すれば良いのか?
- 農林水産省が推奨している家庭での備蓄量どのくらいの量の備蓄が必要になるのでしょうか?
- 【おすすめ!非常食の選び方】
- 【非常食をおいしく食べたい!アレンジレシピ】
- まとめ
非常食の備蓄量の基準は? 一体何を準備すれば良いのか?
非常食の一般的な備蓄量の基準は、ずばり三日分です。
それはガスや水道などのライフラインの復旧や支援物資が届くまでに最大で72時間かかるといわれているためです。
一週間分の備蓄が良いとも言われていますが、実際に一週間分の非常食を常に備蓄しておくのはハードルが高いという方が多いと思います。そのため、ライフライン復旧までの三日分が基準となっています。
では具体的に一体何をどのくらい備蓄したら良いのかについてご紹介します。
備蓄しておきたい非常食①水
一人当たり一日2リットルの飲料水を備蓄しましょう。
水分の摂取が重要であることは皆さんご存知かとは思います。
実際、人間の体は60%が水分でできており、そのうちのたった3%でも失うと体調不良を引き起こしてしまいますのできちんと備蓄しておきましょう。
また、非常食にお湯を沸かして使ったりすることもありますので飲用とは別で多めに準備するほうがいいと思います。
備蓄しておきたい非常食②主食
米であれば無洗米やアルファ米などが少ない水で食べられるのでおすすめです。切り餅も腹持ちが良いので準備しておくと良いでしょう。一回で食べる米の量は人によって違いはありますが0.5合~1合ほどといわれています。
一食で1合食べるとし、毎食米を食べるとすれば三日分で9合となります。
他、麺類であればカップラーメンも味がしっかりついていて柔らかく食べやすいのでおすすめです。
水の貯蓄量に余裕がある場合にはそうめんやパスタなど短時間で茹でられるものも便利です。
パンは基本的に水分の含有量が多いため一般的なパン屋さんで売っているような普通のパンは非常食に向いていません。非常食用に缶詰になっているパンもあり、ものによっては数年保存が可能なものもあるので、パンであればそういったものを選んで備蓄しておきましょう。
備蓄しておきたい非常食③レトルト
主食に合わせておかずになるものを用意しておきましょう。
カレーや煮物、ミートローフにスープ、丼物など種類も多く、缶詰もあれば温めるだけのものやお湯を注ぐだけのものなど色々なものがあります。本当に種類も味も豊富であるため、事前に好みの味のものを探しておくのもいいと思います。
パスタを準備しているのであればパスタソースも必須ですね。
備蓄しておきたい非常食④調味料
非常食という括りではありますが主食もレトルトも美味しいものが多くあります。しかしながらやはり味には個々の好みというものがあり、食べ慣れないアルファ米やレトルト食品が口に合わない場合も十分に考えられますので、そういった場合に使うことの出来る調味料は準備しておいて損はないでしょう。
また、味が好みであってもレトルトばかりの食事だと味が単調になりやすく、想像以上に舌が飽きやすいです。調味料があれば気軽に味変もできるためおすすめです。
備蓄しておきたい非常食⑤お菓子
当然のことではありますが災害時には普段考えられないほどのストレスがかかります。そのため、生きるために食べるもの以外にも嗜好品として食べるものを準備しておくことをおすすめします。
大きな災害に遭われた方の中にはチョコレートや甘いものが食べたくなる方も多いようです。お菓子も非常食用に缶詰になっているものも多くあります。大量に備蓄する必要はなくとも、少し用意しておくと食欲を満たすだけではなく、精神的に満たされる場面があるかもしれません。
農林水産省が推奨している家庭での備蓄量どのくらいの量の備蓄が必要になるのでしょうか?
3日~1週間の水・食料等の備蓄が望ましいと記載されています。1週間と言われてもイメージがわきませんが、大人2人分の場合の例がは以下の表のとおりでした。
必需品:水 |
2L×6本×4箱 ※1人1日おおよそ3L程度 |
必需品:カセットコンロ |
カセットボンベ12本程度 |
主食 |
米2Kg×2袋 パックご飯×6個 カップ麺類×6個 乾麺(そうめん2袋、パスタ2袋) |
主菜 |
レトルト食品:カレーや牛丼の素、パスタソースなど24個 缶詰:お好みのもの18缶 |
副菜 |
日持ちする野菜類:じゃがいも・たまねぎ等 梅干し・海苔・乾燥わかめ等 調味料 インスタント味噌汁、スープ |
その他 |
チョコレートやビスケットなどのお菓子類も大事! |
これだけの量を備蓄しておくとなると、それなりのスペースが必要となりますが、ローリングストックとしてバランス良く備えるのをお勧めされています。
ローリングストックとは・・・
普段の食料を少し多めに買い置きしておき、賞味期限の古いものから消費し買い足しているという方法です☆
【おすすめ!非常食の選び方】
備蓄量がわかったところで、非常食選びに移りましょう。Amazonや楽天などのネットショッピングなどでは、セットで販売されているものがよく売れているようでした。価格も手ごろで、味の偏りもなさそうでとても良いなと思いました。
ここでは非常食を選ぶ際にポイントを紹介したいと思います。
普段から食べなれた味かどうか
災害時はストレスから食欲不振になったり、そうでなくてもおいしくないことでストレスになる可能性もあるので、やはり普段から慣れ親しんだものを購入するのが良いと思われます。
保存期間は3年以上のものがおすすめ。
日常生活で使用してローリングストック法で備蓄する場合は問題ありませんが、普段はレトルト食品をあまり使用しない場合、定期的に賞味期限をチェックして買い替える必要がありますね。でも普段は忙しくて定期チェックはめんどうだ・・・という方は、できるだけ期限の長いものを選ぶと良いでしょう。5年以上のものから、長いものでは25年間保管できるものも中にはあるようですので、購入の際はチェックしておきましょう。
ゴミが少なくかさばらない。
災害時はゴミの回収もストップしてしまいます。パウチタイプのものは小さくまとめられ、ゴミがかさばりません。さらにチャック付きの袋を用意しておくと中身がこぼれず、臭いも抑えられるためおすすめです。
【非常食をおいしく食べたい!アレンジレシピ】
簡単アレンジレシピが掲載されていました。災害時でも作れる簡単レシピで、普段の食卓にもいかがでしょうか。
◆サンマかば焼きの卵とじ(約5分)
[材料]サンマかば焼き缶 1缶/ 卵2個
[作り方]
- 鍋にさんまかば焼き缶と汁、それに水50cc程度を加え火にかける
- 卵を割り入れざっくり混ぜて30秒ほど待ったら火を止める。三つ葉があれば三つ葉を散らす。
[ワンポイント]
非常食のマストの缶詰と卵でできる簡単な料理です。焼き鳥缶、サバ缶などでも作ることができます。
◆包丁なし!火なし!袋の中で揉んで待つだけ和え物
[材料]切り干し大根15g/ツナ缶1缶/塩昆布2g/梅干し1個/白いりごま 適量
[作り方]
- ごま以外の材料をポリ袋に入れてからよく揉み、20分ほどおく。
- 白いりごまをふる。
[ワンポイント]
乾物は水以外でも戻せます。このレシピではツナ缶の汁で戻しています。ただし、オイル漬けをつかうとうまく戻らないので注意してください。
いかがでしたでしょうか。思ったよりも簡単にできそうではないでしょうか。思い立った日がはじめ時!今週末にスーパーへ行ってみませんか?
まとめ
起こらないに越したことはありませんが、災害とは突然起こってしまうものです。そのもしもの時に非常食の備蓄があるのとないのとでは状況がまったく異なります。少なくとも基準である三日分の非常食は普段からきちんと準備をして、備えておくことが大切です。